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のぼり旗を複数立てる2つの理由

更新

もしもあなたのお店・会社が、「1本だけ」のぼり旗を立てているとしたら

今すぐ複数立てることをお勧めします。

 

もし、店舗が小さく、設置スペースが限られているとすれば

レギュラーサイズではなく

スリムサイズに変えてでも、2本以上設置したほうが効果的です。

 

そこまで複数にこだわるのには、

きちんと理由があるのです。

 

 

 

CMや選挙カー同様繰り返すことが重要

 

 

人の脳は、毎日莫大な量の情報を処理しています。

その中から、記憶にやきつけてもらうことはとても難しいことです。

 

ではどうすればいいのでしょう?

 

それが「繰り返すこと」なんです。

勉強でも「復習が大事」と言われていたのはそのためです。

 

テレビコマーシャルがわかりやすい例で

商品名や企業名を、連呼したり、BGMにのせて繰り返すものが多くあります。

 

それがどんな商品なのかわからなくても

何故か覚えてしまうそのフレーズ。

 

そう、それは「繰り返し連呼していたから」なんです。

 

選挙カーが候補者の名前を、これでもか、と連呼するのも

この効果を狙ったもの。

 

繰り返し同じ情報を脳に送ることで「記憶が定着」していくんです。

 

ほんの数秒間のCMや、あっという間に通り過ぎてしまう選挙カーなど

わずかな時間の中で記憶にとどめてもらうためには

実はとても有効な手段なのです。

 

歩行者やドライバーから見たのぼり旗も同様で

通り過ぎてしまう数秒~数分の間に、

同じのぼり旗を複数見せることで、メッセージが記憶に残りやすくなるのです。

 

 

 

心理学でも証明されたのぼり旗の効果

 

 

過去にアメリカの心理学者が行った実験からも

のぼりを複数立てる理由がわかります。

 

その実験の内容とは、

被験者である学生に10名強の顔写真を瞬間的に見せ、

見せる顔写真の回数に変化を付けました。(0回~25回)

 

そして、次は、先ほどの顔写真をじっくり見させ、

「どの程度好意を抱く?」に関して7段階評価を指示しました。

 

会った事もない相手の顔写真ですが、

より多く見せられた顔写真に対しての評価が高くなっていたと報告されました。

 

さらに、人物の写真だけでなく、

文字や記号で行った場合も同じ結果となりました。

 

 

繰り返し接すると好意度や印象が高まるというこの効果

「熟知性の原則」、「ザイオン効果(単純接触効果)」と呼ばれています。

 

つまり、年に一度しか会わない親戚よりも

毎日顔を合わせる隣人のほうに親しみを感じる…というように

この効果の名前を知らなくても

人の好き嫌いに関する感覚に影響を与える要素として広く認識されています。

 

同じように、のぼり旗も、一本だけ立てるよりは

複数立てたほうが親しみを感じ、印象がよくなるということになります。

 

 

 

 

 

 

のぼり旗の立てすぎは逆効果

 

 

のぼり旗は複数立てた方が良いのですが

やりすぎは逆効果です。

 

同じことを連呼されすぎたり、それが見た人にとって不快なフレーズですとなおさらです。

人に同じことを何度も言われたらうんざりしますよね。

 

そのためにも、まず大切なのは

のぼり旗をシンプルなデザインにすること、

そしてしつこすぎない程度にのぼり旗の間隔を適度にあけて立てることです。

 

 

シンプルなデザインってどんなのだろう?

何本くらい立てたらいいの?

 

など迷うことがあればお気軽にお問い合わせください!